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2008年 08月 02日
少し前になりますが、必要に迫られNJ州の運転免許を取得しました。
NYとは違って、NJ州に住む人にとって車は必需品です。もちろん私たちも引っ越してすぐに車を買いましたが、問題は運転免許。 日本から国際免許(1年有効)を発行してもらってきていたのですが、NJ州の場合はビザを持っている人は60日以内に州の発行する免許を取得しなければならないことが判明。 青ざめました・・・ だって私、英語はほとんどできませんから・・・。いまだに買物さえもドキドキしているくらいですから・・・そんな私が免許試験なんて絶対無理です!でもここまで来て一年間全く運転しないのは夫がいる時でないと買い物も外食も不自由になってしまうということ。そう考えると受験する道を選ぶ以外はありませんでした。 そうとなれば受験対策。幸運なことにNJ州は他の州・国で免許を持っている人に対しては実技試験は免除され、筆記試験もなんと日本語で受験することができるとのこと。つまり日本語のペーパーテストだけクリアすれば免許がもらえるのです。 とはいっても筆記試験で不合格になるケースもよくあるとのことで、夫が入手してきてくれた日本語の問題集とにらめっこすること丸3日(少な!)、とうとう試験場に行く朝がやってきました。 試験場の前に行くとすでに開くのを待っている人たちの列ができていました。 この会場はMVC(Motor Vehicle Commission)といって、日本でいう陸運局と運転免許試験場の役割を担っているそうです。 受付を入るとまず今日の目的を聞かれます。ここは夫が答えてくれて難なくクリア。 第2関門は書類審査。パスポートはもちろん、ビザ関連書類や日本の免許を持っている旨を英訳した証明書、また住所証明として家の契約書など、かなりの量の書類をチェックされます。一つの窓口でクリアかと思ったら次の窓口でもまた書類チェック、そしてまた次もと、結局3回にわたって書類確認が行われ、その後やっと筆記試験を受験できることに。まず視力検査をして、その後番号が呼ばれるまで待機です。ここまでで会場に入ってからもう2時間近くも経過していました。 ここまで必死に夫のあとにくっついて来ましたが、ふと気づくと待合の場所は満席に・・・100人ほどが待っていたかと思いますが日本人は私たちだけのようでとても心細く、緊張感は増します。 そしてついに私の番号がコールされました!夫より先に呼ばれてしまいました。 ここで夫から初めて離れて一人で受付へ。片言の英語で「あの~、日本語で受験したいんですけど・・・」と伝え、指定された席に座ります。 席にはパソコンのモニターのような機械が置いてあってタッチパネルで回答するのですが、最初「キーボードがない!」と一人で混乱して試験官を呼びそうになったところ隣の人が画面を触っているのを見てようやく理解。 しかし次の瞬間、画面を見て凍りました。表示された私の誕生日の日付が違っています!! 急いで試験官に身振り手振りを交えて間違いを伝え、どうにか事なきを得ました。でもこの動揺はおさまらず、もう泣きそうになりながら一問目へ・・・。 問題は50問出題され、そのうち40問正解で合格です。 なんとか順調に10問ほどクリアして「いけるかも。」と思い始めた矢先、またもトラブルが襲います。高速運転の問題が出題され、「あっ、これ問題集に載ってた。楽勝♪」と余裕で答えたところ何と不正解! そう。あの問題集が間違っていたのです。 動揺は最高潮に達し、手の平にへんな汗が出てきました・・・ その後もへんな汗を流しながらの長い長い戦いは続き・・・ 結果は・・・なんとなんと合格!でも50問中4問が不正解という、結構危ない結果でしたがなんとか乗り切りました。後からテストに入った夫も同じく4問ミスで無事合格。 しかし試験が終わった後もトラブルは続きます。 間違った待合席に座っていて係員にすごい勢いで怒られたり、私の最終手続きで夫が通訳をしようとついてきてくれたら「おまえは来るな!一人で来い!」と怒られたり、散々な思いで待機すること更に数十分。 晴れてひきつった笑顔の写真入りの免許証を手にした私たちでしたが極度の緊張と疲れで足取りは重く、無言で帰宅の途についたのでした・・・ 今思い返しても重々しい雰囲気と緊張感がよみがえってきますが、それまでいつも夫のうしろにくっついて極力英語を話さなくて済むようにしていた私が、誕生日の表示が間違っていた時には必死に英語で伝えようとしたこと、「一人で来い」と言われて半泣きになりながらも必死で相手の話を聞き取ろうとした経験はかけがえのないものだったと思います。 でもやっぱり、できるものならもう一生行きたくないです。
by julitcya
| 2008-08-02 12:17
| アメリカ生活
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